くりっく365で異常値があったようです。早急にシステムの改善を検討しているようです。
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外国為替証拠金取引(FX)市場「くりっく365」で10月末に異常な値動きが起き、監視態勢に問題があったことが明らかになった。この市場を運営する 東京金融商品取引所は、システムに不備があったと認め、改善を検討する。だが、投資家の不満は強く、金融庁も調査を始めた。
問題が起きたのは10月30日付の南アフリカ通貨ランドと円の売買。この日は1ランド=11円台で取引されていたが、30日付の取引終了27秒前にあたる31日午前4時59分33秒に、直前より3割も円高ランド安の1ランド=8.415円で取引が成立した。
くりっく365は、日米欧の大手金融機関5社が各通貨の売買価格を示し、一般投資家につなぐ仕組み。取引所によると、今回はこのうち1社が実勢と かけ離れた買い注文を出していた。取引所には「ランドの値下がりリスクに見合った合理的な値段を示した」と説明しているという。関係者によるとこの会社は ドイツ系のコメルツ銀行と見られるが、同行は「調査中」としている。
くりっく365には株式市場のような「値幅制限」はなく、取引所が常時市場を監視し、異常な値付けには、その都度指摘して取り消す対応をとってい る。だが、今回は、終了間際の数秒間で取引が成立したため「対応が間に合わなかった」という。過去にも例はなく、今後再発を防ぐため、異常なレートの提示 は自動的に拒絶するような仕組みの導入を検討する。
くりっく365を含むFX取引では、投資家の損が一定以上に膨らむと強制的に取引を終わらせる「損切り」ルールがある。今回の急なランド安により ルールを適用された投資家は、約500人。抗議が相次ぎ、取引所は6日に救済策を発表。13日まで、損切りを解消する取引に応じる。